催眠療法士の日記

催眠療法や心理療法、スピリチュアルなこと、心と身体の関係についてなどを発信していきたいと思います。
私達は日常で何度も催眠状態になっています
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    催眠状態とは、あらゆる変性意識を指します。催眠というのはセラピーではなく、ある意識状態のことを言い、催眠状態にあるというのは、その人がよりリラックスした状態に入っていくことを言います。人は大抵少なくとも1日に2回、寝るときと起きたばかりの時に催眠状態に入っています。脳波によって脳の4つの状態というのが定義されています。ベータ波ははっきりと覚醒している状態。アルファ波はリラックスしているときの状態。あとシータ波とデルタ波は睡眠中に夢を見ている状態です。脳波のパターンで言えば、催眠状態はアルファ波状態であり、深い催眠状態になるとシータ波まで行くことがあります。催眠というのは明らかに睡眠とはちがうものなのですね。

     

    日常の様々な場面で、私達は変性意識の状態、催眠状態にあります。例えば車を運転して帰宅しようとしたとき、知らないうちに自宅に着いていたということがあります。通勤電車で気づいたら降りるべき駅に着いていた。パソコンに没頭していたらあっという間に1時間以上過ぎていた。あるいは子供がお気に入りのテレビ番組に夢中になってしまうと、親が話しかけてもまったく聞こえないといったことがあります。こうした状態は、変性意識が働いているから起きることなんです。まるで機会が自動制御装置やオートメーション機能で動くかのようです。

     

    忙しい現代人は1日のうち、その変性意識状態へのスイッチを無意識にオンにしたり、オフにしたりします。また日本人は文化的な背景も手伝って、より無意識にできるのではないかと思います。例えば、障子1枚隔てた向こう側から、話し声が聞こえてきても、聞かないようにするという独自の文化もあります。現代社会でも、例えば満員電車内ですし詰め状態であっても、瞬間的に変性意識状態をオンにして、隣にいる人の存在を遮断することができます。お風呂に入っているときやトイレにいるときも、リラックスした状態になっているので、変性意識状態にあるといえるのです。

    | sawasprit | 催眠療法 | 15:15 | - | - |
    病気を治すのは薬ではなく、身体の自然治癒力です
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      催眠療法は心の部分に働きかける強力なツールです。人によっては、催眠というのは瞑想の一種ではないかと思っているようですが、明らかに違うものです。催眠療法は、目指している結果に向けた誘導イメージです。それは、潜在意識が現実と想像を区別できないということに着眼しているからなんです。

       

      まだ医療と臨床的な催眠療法の融合がなされていないのが現状です。西洋医学には人間は身体であるという考え方があり、心や魂といった領域をケアしようとはしません。最近では、そういった心理的なものやスピリチュアルなものを医療に取り入れようとする医者もでてきましたが、まだまだ少数です。その主だった理由は、医者は多忙で時間がないことかもしれません。お医者さんも薬が万能薬でないことは知っています。でも患者さんは、お医者さんや薬が病気を治してくれると信じています。お医者さんが患者と心を通わせずに、患者に合った治療法を探そうとしないのは残念ですね。

       

      身体というのは素晴らしい、精巧なメカニズムをを備えています。その最たる機能が免疫機能です。潜在意識は身体の中で今現在起きていることを分かっています。多くの人が、自分の身体の中に素晴らしい薬局があることに気づいていません。例えば、身体は麻薬以上に強力な鎮痛剤を体内で作り出すことができます。たとえ身体の中で何が起きても、それに対処する化学物質を自動的に生みだすという自浄作用があります。一つ例を挙げます。病気になると熱が出ますね。これは身体の免疫機能が熱をあげて自浄するからです。高温になればなるほど、多くのウィルスや細菌を死滅させることができます。こういった働きかけが、身体の免疫機構です。

       

      患者の心の働きと、西洋医学的な治療法をどのように協調させていくことができるのかという先取的な考え方を持っている医者も増えてきています。しかし、実際は忙しすぎて催眠療法などを行う時間がとれないのが現状です。アメリカでは、専門の催眠療法士を雇っている場合もあるそうです。今後は日本でも医者と催眠療法士が強調し合うようになれたらいいと私は思います。

       

       

      | sawasprit | 催眠療法 | 16:58 | - | - |
      あなたの存在は肉体でしょうか
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        ディーパック・チョプラ博士という人がいます。この方はお医者さんで内分泌系の専門医ですが、スピリチュアルなことも大切にして研究している人です。この方のガン患者を扱った研究によれば、身体というのは常に新しい細胞を生みだしているといいます。去年と今年では、全く違う身体を持っているといいます。また、この方の研究における大きなパラダイム・シフトは、ここになぜ病気があるのかという問いではなく、なぜその病気がその状態を維持することが可能なのか、という質問を投げかけたことにあります。

         

        一つの例を挙げると、博士は人間の胃の粘膜は約5日間で新しく生まれ変わることを発見しました。そこで博士は、では胃潰瘍の人は、胃の粘膜がその頻度で生まれ変わっているにもかかわらず、どうしてその病気の状態を維持することができるんだろうか?細胞同士が疾病情報を教え合っているんだろうか?というような疑問にたどりつきました。ここでそのパラダイム・シフトが起こりました。

         

        それは、毎年新しい身体を持つのだとすると、私達は肉体ではないといえます。あなたは肉体を持っているかもしれないが、肉体はあなたではない、ともいえます。私たちの多くは、自分は肉体である、肉体が自分である、と信じています。

         

        例えば、あなたが傷を負って血が出ても、やがて止血します。あるいは床屋に行って髪の毛を切る。爪切りで爪を切手たとしても、あなたの一部がなくなりますか?という疑問を、博士は投げかけたのですね。もちろん、血が出ても、髪の毛を切っても、あるいは爪を切っても、あなたはなくならないという確信があります。ということは、血液はあなたではない、肉体があなたではないということになります。またはこうも言えます。”あなたは、肉体全体を合わせた以上の存在です”。それはあなたの心であるといえます。では、目に見えないこの心は身体のどこにあるのでしょうか?脳はここにあります、と両耳の間の頭部を指すことはできます。しかい、私達は心の存在について、実はまだよく理解していないのです。このことについて、もっと真摯に私達は学ぶ必要がありますね。

         

        ある科学者は、”もし、心というものが私達が簡単に理解できるようなものであったとしたら、私たちの存在自体が、単純すぎる存在になってしまうであろう”と述べているそうです。心というものは一体何をし、その力をどのように使えばいいのでしょうか。例えば身体に受けた傷は、跡も残らないほどきれいに消えてしまうこともあります。しかし心に負った傷は、どんな些細な傷であったとしても、消えることのない記憶として残るのです。頭のてっぺんから足のつま先に至るまでの細胞が何をしているのかという情報を、心はすべて記憶しています。あなたの身体の一部分に、今自分が何をしているのかが隠せないわけです。だからこそ心を理解し、働きかけることが重要なんですね。

        | sawasprit | 催眠療法 | 15:57 | - | - |
        心の力で身体に変化を起こせます。
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          催眠療法に関する医療分野での研究は、この20〜30年の間に広がりを見せ、今後もさらに発展をしていくことだろうと思います。アメリカでは大学で催眠を教えているところもあり、催眠に対する研究が盛んに行われています。ある研究機関がまとめた報告書には、催眠療法を体験した後に、ガンが自然に治ったという例が3000以上も集められているそうです。
          多くの患者は、自分が末期の癌であると明らかに告知を受けたにもかかわらず、ある日突然癌が消失したそうです。そのような人たちに、何らかの共通点があるんじゃないかと調査をしたところ、それらの人々はすべて、患者自身が深い内面的な経験をしていたという共通点があったそうです。自分たちが宇宙の一部であり、自分自身の内側にも宇宙があるということを感じる、そういったことを経験した後、ガンが自然と消え去ったそうです。心のパワー、精神力の存在が大きく作用したわけですね。

           

          また、アメリカの著名な心臓病学者であるジェンキンス博士の研究にも、このような報告があります。かつては、心臓病の原因として考えられていたのは、喫煙・高コレステロール・高血圧・太りすぎなどでした。しかし、博士の研究結果によると、それらの原因との因果関係は何も発見できなかったそうです。そこで博士は、なぜ高コレステロール・高血圧・太りすぎになるのか、その原因を探ったそうです。それで分かったことは、主な原因は2つあったそうです。一つは、自分自身に対して満足していない、もう一つは、仕事に対する不満足だったそうです。精神的に満たされていないことが、喫煙行動や、高コレステロール・高血圧・太りすぎを作り出し、さらに心臓病を作り出したんですね。

           

          また、高コレステロールに関しては他の研究もあります。コレステロール値が300〜600という高い数値を示している患者を対象にある実験をしました。彼らには日常生活(運動や食事週間)や、服用している薬などは何も変えずに、1日に1,2回、30分瞑想する時間を取らせました。今、世界的に広がりつつあるマインドフルネスですね。静かに座っていられる場所を見つけてもらい、そこで静かに心を静かに落ち着かせて、「ただ呼吸にだけ意識を集中して、頭の中に自然と浮かんでくる雑念を、通り過ぎる車のようにただ手放してください。思考があるということだけに気づき、また呼吸に意識を戻してください」という指示を与えました。そして30日後に検査をすると、なんと全員のコレステロール値が下がっていたそうです。どの人のコレステロール値も三分の一にまで下がっていたそうです。薬で下げることはできたとしても、これほど安全には効果をもたらすことはできません。

           

          日本でも、医療催眠がもっと広がってほしいです。そのためにも私達催眠療法士が頑張らないといけないですね。

          | sawasprit | 催眠療法 | 16:32 | - | - |
          催眠療法は身体・精神・魂を扱います
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            催眠療法とはいったい何でしょう。どの様なことをしている人達が、催眠療法士なんでしょうか。催眠というものは、例えて言えば傘のようなものかもしれません。その傘の下には多くものもが入っているんですね。整体師や鍼灸師、カイロプラクターのような自然療法家の多くは、ある意味催眠療法士と言えます。また、すぐれた占い師、ミディアムリーディングの人たちも、催眠療法士であると言えると思います。

             

            アメリカやイギリスでは、催眠療法はちゃんとした療法として認められていて、医療の現場でも催眠療法を導入しているんです。残念ながらまだ日本ではその辺は遅れています。私は幸運にもアメリカで実際に行われている医療催眠というものを、国際催眠連盟メディカル&デンタル部門のチェアマンであるジェイミー・フェルドマン博士から学ぶ機会を得られました。

             

            西洋医学的な医療行為というものは、身体のみをあつかっています。またその身体の不調を病気としています。心理学者や精神科医の人たちは、精神をあつかっています。催眠療法では、身体(ボディ)・精神(マインド)・魂(スピリット)、この3つをあつかっているんです。催眠療法は全人的(ホリスティク)なアプローチなんですね。

             

            実は、ほとんどの医師たちがおこなっている治療のうち、約10%は奇跡としか言いようがないような完解をしているのです。医学の常識では考えられないような、とても治るのは不可能だと思われるような病気が、奇跡的に治ったりしているんです。こういったことがあるのは医師たちも知っていますが、医師たちはあまりにも多忙で、そういった事柄を研究する時間的な余裕がない実情があります。

             

            かつて、アインシュタインが「あなたの持っているもっともパワフルな道具はイマジネーション、想像力である」と言いました。そしてアメリカでは、すでに1970年代から、心の力がどのように身体に影響を及ぼしているかというところに着目した進取的な医師たちがいたんですね。

             

            催眠のテクニックを医療に応用しようとた医師たちの中で、特に有名なのは、サイモントン療法で知られるサイモントン医師です。サイモントンは主にガンの治療に催眠を使いました。成功したケースもあれば、あまり効果がなかった症例もあったとのちに報告したそうです。そして主にイメージのパワーを使ったそうです。1970年代当時に流行っていたゲームの「パックマン」から、「パックマンがあなたの身体の中にいて、がん細胞をパックパックと食べています」というイメージを使ったそうです。

             

            その当時は催眠療法やその効果が、現在ほど認知されていませんでした。フロイトは晩年に、このようなことを言っていたそうです。「いつの日か、この精神分析と言う純金が、暗示を融合した合金とならなければならない日がやってくる」。まさに現在の催眠療法と医療との関係を示唆する言葉ですね。

            | sawasprit | 催眠療法 | 16:32 | - | - |
            スポーツと催眠
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              今、オリンピックで日本の選手たちがメダルラッシュで盛り上がっているようなので、今回はスポーツの分野で行われている催眠について書いてみたいと思います。

               

              ある例を挙げて説明しますね。バスケットのシュートの実験をします。まず3つのグループに分けて、30日間という一定期間に、1つ目のグループは、実際にフリースローの練習を一定時間行い、何回シュートが入るかを測定し、もう一つのグループは、頭の中でシュートが入るシーンをイメージしただけにしました。そして最後のグループは、練習も想像も、とくに何もしませんでした。そうすると結果はどうなったと思いますか。結果は、実際に練習したグループとイメージトレーニングをしたグループは、ほぼ同等の約25%シュート率がアップしました。ですが、練習もイメージトレーニングもしなかった最後のグループは、実験前よりも少しシュート率が下がりました。

               

              実際に練習したグループと同等の結果が、イメージトレーニングをしただけのグループでも達成されたんです。これは実に興味深い結果だと思います。科学的な検証をするために、アスリートに機材をつなげて、神経シナプスの伝達経路を測定したところ、それによっても実際に筋肉を動かした時の指令系統と、想像した時の指令系統がまったく同じだったことが実証されたのです。

               

              アメリカの飛び込み元オリンピック選手だったグレック・ローガニスさんと言う人は、ソウルオリンピック大会での競技中、ジャンプに失敗して、頭部を台にぶつけてしまい、何針も縫うほどの傷を負いながらも、その日の競技を終えました。それから彼は自室にこもり、自分の失敗したシーンを繰り返し放送するテレビやラジオを一切見たり聞いたりしないようにしました。彼はどうしても金メダルを獲得したいと思っていました。そのためには、今日ミスしてしまった飛び込みに、明日はノーミスで最高得点の10点をださなければいけないと、彼は思っていました。後に語ったことによると、彼がしたのはただ一つ、今まで成し遂げてきた完璧な飛び込みを何千回も繰り返しイメージすることだったそうです。これまでしてきたパーフェクトな、完璧な飛び込みをとにかく繰り返し繰り返しイメージし続けたそうです。そして彼は翌日、見事に完璧な飛び込みをして、金メダルを獲得しました。

               

              これはプラスの方に、ポジティブな方向に集中する効果を示しています。プロゴルファーのジャック・二クラウスも著書に書いていますが、彼は必ずショットを打つ前に、ナイスショットをイメージしてから打っているそうです。

               

              現在アメリカでは、オリンピック選手をはじめ、多くのプロスポーツ選手がヒプノセラピストと雇用契約を結んでいるそうです。プロ野球やプロフットボールチームでも実績があるそうです。スポーツ催眠という概念がアメリカのスポーツ業界では不可欠なものになっているんですね。いずれは日本でもそうなってくると、私は思っています。

              | sawasprit | 催眠療法 | 16:15 | - | - |
              催眠は潜在意識の性質を利用しています
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                今回は潜在意識についてお話しします。潜在意識には、過去にあった感覚的な印象と記憶がすべて保管されています。潜在意識を構成するのは、脳、脊椎、そして身体の隅々までを結ぶ神経束です。神経は頭のてっぺんから足のつま先までいきわたっています。あらゆる動作、思考、感情にかかわる情報は神経を通して身体の各部まで届きます。身体の動きは、すべて管理されていることになります。非随意的な内臓の機能、例えば消化、循環、生殖、まばたきまでもがここに含まれます。潜在意識は内臓や骨や肉体の細胞をひとつ残らず管理していて、健康を保っています。反射的に繰り返している習慣や体質までも、潜在意識の管理下にあるんです。

                 

                あなたが目覚めていようと眠っていようと、潜在意識は昼夜を問わず働いているんです。睡眠中は、潜在意識が優勢になりますが、それ以外の時も休んでいるわけではありません。潜在意識には過去の出来事の全てが記憶されているんですね。良いことも悪いことも、また出来事にまつわる感情や周囲の状況も記憶されているんです。

                 

                退行催眠では、長い間忘れていた記憶が鮮明によみがえることがあります。潜在意識は、顕在意識が直接管理していない肉体のあらゆる機能を管理しています。状況によっては、顕在意識を押しのけて優勢になります。例えば、顕在意識では話そうとしているのに、潜在意識がそれを邪魔すると、言葉がつかえてどもったりするのです。

                 

                睡眠中の夢も潜在意識の働きです。夢は、人生を改善するための解決策を模索する潜在意識の試みなのです。実際、潜在意識には問題解決の能力があるんです。「その件については、一晩眠って考えるよ」と言うと、潜在意識はその件について、本当に一晩考えるんです。翌朝目覚めると、まったく新しいアプローチや解決策が見つかっていることがあります。インスピレーションやひらめきも潜在意識の産物です。夢をヒントに天才的な発見や発明をした例は珍しくありません。これも潜在意識が前日の課題を睡眠中に処理した結果なんです。偉大な発見、思考、洞察などは、ゆったりとリラックスした状態にあるときの潜在意識の活動から生まれるのです。

                 

                潜在意識は自動で動く機会のようなものです。ゴールや答えを設定すると、そこに向かって直進します。潜在意識には、独自の感情や意見はありません。すでに記憶されている情報を基に応答します。顕在意識が送りこむ提案やアイデアをそのままうけいれ、それを基に行動します。独自の判断はしません。また、現実と創造の区別ができません。潜在意識の力は、顕在意識の意思の力よりも優先されます。すっぱいレモンを想像しただけで唾が出てきてしまうのはそのためなんです。催眠は潜在意識のこのような性質を利用しています。催眠状態でリラックスしているときが、もっとも潜在意識に近づきやすいんです。潜在意識は自動で動く機械、またはコンピューターのようなものですから、あなたの習慣や生き方を変えたければ、新しいプログラムを入れてあげればいいのですね。

                | sawasprit | 催眠療法 | 15:18 | - | - |
                催眠は潜在意識の性質を利用しています
                0

                  今回は潜在意識についてお話しします。潜在意識には、過去にあった感覚的な印象と記憶がすべて保管されています。潜在意識を構成するのは、脳、脊椎、そして身体の隅々までを結ぶ神経束です。神経は頭のてっぺんから足のつま先までいきわたっています。あらゆる動作、思考、感情にかかわる情報は神経を通して身体の各部まで届きます。身体の動きは、すべて管理されていることになります。非随意的な内臓の機能、例えば消化、循環、生殖、まばたきまでもがここに含まれます。潜在意識は内臓や骨や肉体の細胞をひとつ残らず管理していて、健康を保っています。反射的に繰り返している習慣や体質までも、潜在意識の管理下にあるんです。

                   

                  あなたが目覚めていようと眠っていようと、潜在意識は昼夜を問わず働いているんです。睡眠中は、潜在意識が優勢になりますが、それ以外の時も休んでいるわけではありません。潜在意識には過去の出来事の全てが記憶されているんですね。良いことも悪いことも、また出来事にまつわる感情や周囲の状況も記憶されているんです。

                   

                  退行催眠では、長い間忘れていた記憶が鮮明によみがえることがあります。潜在意識は、顕在意識が直接管理していない肉体のあらゆる機能を管理しています。状況によっては、顕在意識を押しのけて優勢になります。例えば、顕在意識では話そうとしているのに、潜在意識がそれを邪魔すると、言葉がつかえてどもったりするのです。

                   

                  睡眠中の夢も潜在意識の働きです。夢は、人生を改善するための解決策を模索する潜在意識の試みなのです。実際、潜在意識には問題解決の能力があるんです。「その件については、一晩眠って考えるよ」と言うと、潜在意識はその件について、本当に一晩考えるんです。翌朝目覚めると、まったく新しいアプローチや解決策が見つかっていることがあります。インスピレーションやひらめきも潜在意識の産物です。夢をヒントに天才的な発見や発明をした例は珍しくありません。これも潜在意識が前日の課題を睡眠中に処理した結果なんです。偉大な発見、思考、洞察などは、ゆったりとリラックスした状態にあるときの潜在意識の活動から生まれるのです。

                   

                  潜在意識は自動で動く機会のようなものです。ゴールや答えを設定すると、そこに向かって直進します。潜在意識には、独自の感情や意見はありません。すでに記憶されている情報を基に応答します。顕在意識が送りこむ提案やアイデアをそのままうけいれ、それを基に行動します。独自の判断はしません。また、現実と創造の区別ができません。潜在意識の力は、顕在意識の意思の力よりも優先されます。すっぱいレモンを想像しただけで唾が出てきてしまうのはそのためなんです。催眠は潜在意識のこのような性質を利用しています。催眠状態でリラックスしているときが、もっとも潜在意識に近づきやすいんです。潜在意識は自動で動く機械、またはコンピューターのようなものですから、あなたの習慣や生き方を変えたければ、新しいプログラムを入れてあげればいいのですね。

                  | sawasprit | 催眠療法 | 15:18 | - | - |
                  人間は脳の10%しか使っていないんです
                  0

                    人間の意識ほど不思議で魅力的なものはありません。意識は情報を集め蓄積します。そして肉体と精神の働きをつかさどっています。あなたの意識は、単なる脳みそではありません。あなたは、あなたという肉体を持った情報処理システムなんですね。意識というのはとても効率的に、また複雑に働いています。どんな先端技術も人間の脳に匹敵するものをいまだに開発できません。脳の言語処理能力ひとつをとっても、その複雑さがわかります。たいていの5歳児は、母国語の基本的な構文と特質を理解していますが、コンピューターにはそれだけの機能はありません。ほとんど自動的に身体を動かしているような、服を着るとか、皿を洗うといったごく単純な行為も、コンピューターにプログラムしようとすれば、数十億ビットの情報量になってしまいます。人間の頭脳が開発した何物も、頭脳そのものにはかないません。快適な生活を可能にするすばらしい先端技術のすべては、人間の意識が作りだしたものなんですね。

                     

                    最新の大型コンピューターは、複雑な電子記憶装置のなかに一億以上の接続をもつといわれています。その接続の一つ一つが人間の脳細胞、つまりニューロン一個を模倣しようとする試みなんです。一人の人間の脳には100から150億を超える接続があります。コンピューターに人間の脳と同じだけの許容量をもたせようとすれば、大型コンピューターが100基は必要なんですね。

                     

                    意識の情報処理は、二方向あります。一つは、情報を受信することです。「これはなにか」「ここでなにが起こっているのか」「それに対して私は何をすべきか」ということです。

                     

                    もう一つは行動を発信することです。肉体の各部にメッセージを伝達して行動をとらせます。この時のメッセージは、分泌物、電気的な信号、物理的な信号として顕在意識と潜在意識の両方に伝達されます。

                     

                    人間の脳の機能がすべて解明されているわけではありませんが、顕在意識と潜在意識と言う2つの側面があることは広く認識されています。意識全体に占める割合は、顕在意識が10パーセント、潜在意識が90パーセントなんですね。私達は意識の10パーセントしか使っていないんですね。これには生理学的な根拠があるんです。ニューロンは複雑な網の目のように互いに接続しあってネットワークを作っています。大多数の人間が普段使っているのは、全ニューロン接続の約10パーセントだと科学者はいいます。残りの90パーセント、つまり潜在意識を活用できれば、さらに多くのニューロンをこのネットワークに接続できるのです。そうすれば情報処理能力は飛躍的に高まります。

                     

                    意識の2つの側面は、脳の2つの半球に対応します。顕在意識の考える機能は主に左脳に、潜在意識の感じる機能は主に右脳に属しています。意識の2つの側面は、意識が2つに分離しているという意味ではありません。顕在意識と潜在意識、又は右脳と左脳が同時に活動しているとき、互いが連結して働いているんですね。催眠は脳の両半球、または意識の両側面を最大限に活用できることを可能にするのです。

                    | sawasprit | 催眠療法 | 15:27 | - | - |
                    催眠状態と脳波
                    0

                      人の脳の電磁気的な活動は、脳波計を使って測定できます。脳内には約10ワットの電流が流れていて、脳波計はそれを脳波として測定します。脳波には基本的に4つの種類があります。その4つとは、ベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波です。近年、「脳波療法」といった本が数多く出版されています。右脳と左脳を同調させるための、電気的な光と音をヘッドホンで送り込むという商品もあります。脳には波長を変える力があり、それによって個人の振る舞いや内臓の非随意運動にも働きかけることができる可能性のあることがこれでわかります。催眠が脳波に変化を与えることができるのは、実験データから検証されています。

                       

                      それぞれの脳波についてお話ししますね。まずはベータ波です。覚醒時の脳波です。肉体も顕在意識も機敏に働いているときの状態です。目覚めて活動しているとき、ほとんどの時間を私達はこの状態で過ごしています。緊張していたり、批判的なことを考えていたり、手紙を書いたり、買い物リストを作ったり、数学の問題を解いているときはこの状態です。ベータ波の状態では、私達は時間と空間の中で生きているのを感じます。

                       

                      次はアルファ波です。創造性を高め、身体的なリラックスを誘う脳波です。催眠状態、および深い瞑想状態を作り出します。学習するのに効果的な状態です。一つのことに集中することも、全体に集中することもできます。研究によると、私達は1日のうち、1分間に5〜30回、このアルファ波の状態になっています。「そういえば、昨日はどうやって家まで車を運転して帰ってきたのだろう」などと言う場合は、このアルファ波の状態です。アルファ波は、頭を活発に働かせている状態と、睡眠との間にあります。アルファ波状態にいるときは、緊張はしていないが知覚には敏感になります。心拍数も落ちます。

                       

                      次はシータ波です。睡眠と覚醒の境目です。私達は、朝起きたばかりの時と、眠りにつく寸前、少なくても1日に2回シータ波状態を通過します。科学者、発明家、作家、詩人など、想像力を使う職業の人たちは、しばしばこのレベルで活動しています。まどろんで空想しているような状態ですね。

                       

                      最後はデルタ波です。ぐっすりと寝ているときの状態です。脳内の活動は深く休息しています。夢を見ているとき、私達は身体的にも精神的にも、必要な処理をおこなっています。休息と再生、活発に新陳代謝が行われているときでもあります。睡眠が十分にとれないと、デルタ波を経験しないので、心身の不調の原因になります。

                       

                      催眠状態には、軽い催眠状態、中くらいの催眠状態、深い催眠状態があります。軽い催眠状態はアルファ波状態にあり、クライアントはリラックスしていて、穏やかで、尚且つ集中力が高まった状態です。中くらいの催眠状態は、シータ波の状態で、深い催眠状態は、デルタ波に近い状態です。催眠療法を行うには、穏やかで、リラックスしていて、より集中力が高まっているアルファ波状態を維持することが望ましいとされています。

                      | sawasprit | 催眠療法 | 16:49 | - | - |
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