催眠療法士の日記

催眠療法や心理療法、スピリチュアルなこと、心と身体の関係についてなどを発信していきたいと思います。
心の力で身体に変化を起こせます。
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    催眠療法に関する医療分野での研究は、この20〜30年の間に広がりを見せ、今後もさらに発展をしていくことだろうと思います。アメリカでは大学で催眠を教えているところもあり、催眠に対する研究が盛んに行われています。ある研究機関がまとめた報告書には、催眠療法を体験した後に、ガンが自然に治ったという例が3000以上も集められているそうです。
    多くの患者は、自分が末期の癌であると明らかに告知を受けたにもかかわらず、ある日突然癌が消失したそうです。そのような人たちに、何らかの共通点があるんじゃないかと調査をしたところ、それらの人々はすべて、患者自身が深い内面的な経験をしていたという共通点があったそうです。自分たちが宇宙の一部であり、自分自身の内側にも宇宙があるということを感じる、そういったことを経験した後、ガンが自然と消え去ったそうです。心のパワー、精神力の存在が大きく作用したわけですね。

     

    また、アメリカの著名な心臓病学者であるジェンキンス博士の研究にも、このような報告があります。かつては、心臓病の原因として考えられていたのは、喫煙・高コレステロール・高血圧・太りすぎなどでした。しかし、博士の研究結果によると、それらの原因との因果関係は何も発見できなかったそうです。そこで博士は、なぜ高コレステロール・高血圧・太りすぎになるのか、その原因を探ったそうです。それで分かったことは、主な原因は2つあったそうです。一つは、自分自身に対して満足していない、もう一つは、仕事に対する不満足だったそうです。精神的に満たされていないことが、喫煙行動や、高コレステロール・高血圧・太りすぎを作り出し、さらに心臓病を作り出したんですね。

     

    また、高コレステロールに関しては他の研究もあります。コレステロール値が300〜600という高い数値を示している患者を対象にある実験をしました。彼らには日常生活(運動や食事週間)や、服用している薬などは何も変えずに、1日に1,2回、30分瞑想する時間を取らせました。今、世界的に広がりつつあるマインドフルネスですね。静かに座っていられる場所を見つけてもらい、そこで静かに心を静かに落ち着かせて、「ただ呼吸にだけ意識を集中して、頭の中に自然と浮かんでくる雑念を、通り過ぎる車のようにただ手放してください。思考があるということだけに気づき、また呼吸に意識を戻してください」という指示を与えました。そして30日後に検査をすると、なんと全員のコレステロール値が下がっていたそうです。どの人のコレステロール値も三分の一にまで下がっていたそうです。薬で下げることはできたとしても、これほど安全には効果をもたらすことはできません。

     

    日本でも、医療催眠がもっと広がってほしいです。そのためにも私達催眠療法士が頑張らないといけないですね。

    | sawasprit | 催眠療法 | 16:32 | - | - |
    催眠療法は身体・精神・魂を扱います
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      催眠療法とはいったい何でしょう。どの様なことをしている人達が、催眠療法士なんでしょうか。催眠というものは、例えて言えば傘のようなものかもしれません。その傘の下には多くものもが入っているんですね。整体師や鍼灸師、カイロプラクターのような自然療法家の多くは、ある意味催眠療法士と言えます。また、すぐれた占い師、ミディアムリーディングの人たちも、催眠療法士であると言えると思います。

       

      アメリカやイギリスでは、催眠療法はちゃんとした療法として認められていて、医療の現場でも催眠療法を導入しているんです。残念ながらまだ日本ではその辺は遅れています。私は幸運にもアメリカで実際に行われている医療催眠というものを、国際催眠連盟メディカル&デンタル部門のチェアマンであるジェイミー・フェルドマン博士から学ぶ機会を得られました。

       

      西洋医学的な医療行為というものは、身体のみをあつかっています。またその身体の不調を病気としています。心理学者や精神科医の人たちは、精神をあつかっています。催眠療法では、身体(ボディ)・精神(マインド)・魂(スピリット)、この3つをあつかっているんです。催眠療法は全人的(ホリスティク)なアプローチなんですね。

       

      実は、ほとんどの医師たちがおこなっている治療のうち、約10%は奇跡としか言いようがないような完解をしているのです。医学の常識では考えられないような、とても治るのは不可能だと思われるような病気が、奇跡的に治ったりしているんです。こういったことがあるのは医師たちも知っていますが、医師たちはあまりにも多忙で、そういった事柄を研究する時間的な余裕がない実情があります。

       

      かつて、アインシュタインが「あなたの持っているもっともパワフルな道具はイマジネーション、想像力である」と言いました。そしてアメリカでは、すでに1970年代から、心の力がどのように身体に影響を及ぼしているかというところに着目した進取的な医師たちがいたんですね。

       

      催眠のテクニックを医療に応用しようとた医師たちの中で、特に有名なのは、サイモントン療法で知られるサイモントン医師です。サイモントンは主にガンの治療に催眠を使いました。成功したケースもあれば、あまり効果がなかった症例もあったとのちに報告したそうです。そして主にイメージのパワーを使ったそうです。1970年代当時に流行っていたゲームの「パックマン」から、「パックマンがあなたの身体の中にいて、がん細胞をパックパックと食べています」というイメージを使ったそうです。

       

      その当時は催眠療法やその効果が、現在ほど認知されていませんでした。フロイトは晩年に、このようなことを言っていたそうです。「いつの日か、この精神分析と言う純金が、暗示を融合した合金とならなければならない日がやってくる」。まさに現在の催眠療法と医療との関係を示唆する言葉ですね。

      | sawasprit | 催眠療法 | 16:32 | - | - |
      スポーツと催眠
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        今、オリンピックで日本の選手たちがメダルラッシュで盛り上がっているようなので、今回はスポーツの分野で行われている催眠について書いてみたいと思います。

         

        ある例を挙げて説明しますね。バスケットのシュートの実験をします。まず3つのグループに分けて、30日間という一定期間に、1つ目のグループは、実際にフリースローの練習を一定時間行い、何回シュートが入るかを測定し、もう一つのグループは、頭の中でシュートが入るシーンをイメージしただけにしました。そして最後のグループは、練習も想像も、とくに何もしませんでした。そうすると結果はどうなったと思いますか。結果は、実際に練習したグループとイメージトレーニングをしたグループは、ほぼ同等の約25%シュート率がアップしました。ですが、練習もイメージトレーニングもしなかった最後のグループは、実験前よりも少しシュート率が下がりました。

         

        実際に練習したグループと同等の結果が、イメージトレーニングをしただけのグループでも達成されたんです。これは実に興味深い結果だと思います。科学的な検証をするために、アスリートに機材をつなげて、神経シナプスの伝達経路を測定したところ、それによっても実際に筋肉を動かした時の指令系統と、想像した時の指令系統がまったく同じだったことが実証されたのです。

         

        アメリカの飛び込み元オリンピック選手だったグレック・ローガニスさんと言う人は、ソウルオリンピック大会での競技中、ジャンプに失敗して、頭部を台にぶつけてしまい、何針も縫うほどの傷を負いながらも、その日の競技を終えました。それから彼は自室にこもり、自分の失敗したシーンを繰り返し放送するテレビやラジオを一切見たり聞いたりしないようにしました。彼はどうしても金メダルを獲得したいと思っていました。そのためには、今日ミスしてしまった飛び込みに、明日はノーミスで最高得点の10点をださなければいけないと、彼は思っていました。後に語ったことによると、彼がしたのはただ一つ、今まで成し遂げてきた完璧な飛び込みを何千回も繰り返しイメージすることだったそうです。これまでしてきたパーフェクトな、完璧な飛び込みをとにかく繰り返し繰り返しイメージし続けたそうです。そして彼は翌日、見事に完璧な飛び込みをして、金メダルを獲得しました。

         

        これはプラスの方に、ポジティブな方向に集中する効果を示しています。プロゴルファーのジャック・二クラウスも著書に書いていますが、彼は必ずショットを打つ前に、ナイスショットをイメージしてから打っているそうです。

         

        現在アメリカでは、オリンピック選手をはじめ、多くのプロスポーツ選手がヒプノセラピストと雇用契約を結んでいるそうです。プロ野球やプロフットボールチームでも実績があるそうです。スポーツ催眠という概念がアメリカのスポーツ業界では不可欠なものになっているんですね。いずれは日本でもそうなってくると、私は思っています。

        | sawasprit | 催眠療法 | 16:15 | - | - |
        催眠は潜在意識の性質を利用しています
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          今回は潜在意識についてお話しします。潜在意識には、過去にあった感覚的な印象と記憶がすべて保管されています。潜在意識を構成するのは、脳、脊椎、そして身体の隅々までを結ぶ神経束です。神経は頭のてっぺんから足のつま先までいきわたっています。あらゆる動作、思考、感情にかかわる情報は神経を通して身体の各部まで届きます。身体の動きは、すべて管理されていることになります。非随意的な内臓の機能、例えば消化、循環、生殖、まばたきまでもがここに含まれます。潜在意識は内臓や骨や肉体の細胞をひとつ残らず管理していて、健康を保っています。反射的に繰り返している習慣や体質までも、潜在意識の管理下にあるんです。

           

          あなたが目覚めていようと眠っていようと、潜在意識は昼夜を問わず働いているんです。睡眠中は、潜在意識が優勢になりますが、それ以外の時も休んでいるわけではありません。潜在意識には過去の出来事の全てが記憶されているんですね。良いことも悪いことも、また出来事にまつわる感情や周囲の状況も記憶されているんです。

           

          退行催眠では、長い間忘れていた記憶が鮮明によみがえることがあります。潜在意識は、顕在意識が直接管理していない肉体のあらゆる機能を管理しています。状況によっては、顕在意識を押しのけて優勢になります。例えば、顕在意識では話そうとしているのに、潜在意識がそれを邪魔すると、言葉がつかえてどもったりするのです。

           

          睡眠中の夢も潜在意識の働きです。夢は、人生を改善するための解決策を模索する潜在意識の試みなのです。実際、潜在意識には問題解決の能力があるんです。「その件については、一晩眠って考えるよ」と言うと、潜在意識はその件について、本当に一晩考えるんです。翌朝目覚めると、まったく新しいアプローチや解決策が見つかっていることがあります。インスピレーションやひらめきも潜在意識の産物です。夢をヒントに天才的な発見や発明をした例は珍しくありません。これも潜在意識が前日の課題を睡眠中に処理した結果なんです。偉大な発見、思考、洞察などは、ゆったりとリラックスした状態にあるときの潜在意識の活動から生まれるのです。

           

          潜在意識は自動で動く機会のようなものです。ゴールや答えを設定すると、そこに向かって直進します。潜在意識には、独自の感情や意見はありません。すでに記憶されている情報を基に応答します。顕在意識が送りこむ提案やアイデアをそのままうけいれ、それを基に行動します。独自の判断はしません。また、現実と創造の区別ができません。潜在意識の力は、顕在意識の意思の力よりも優先されます。すっぱいレモンを想像しただけで唾が出てきてしまうのはそのためなんです。催眠は潜在意識のこのような性質を利用しています。催眠状態でリラックスしているときが、もっとも潜在意識に近づきやすいんです。潜在意識は自動で動く機械、またはコンピューターのようなものですから、あなたの習慣や生き方を変えたければ、新しいプログラムを入れてあげればいいのですね。

          | sawasprit | 催眠療法 | 15:18 | - | - |
          催眠は潜在意識の性質を利用しています
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            今回は潜在意識についてお話しします。潜在意識には、過去にあった感覚的な印象と記憶がすべて保管されています。潜在意識を構成するのは、脳、脊椎、そして身体の隅々までを結ぶ神経束です。神経は頭のてっぺんから足のつま先までいきわたっています。あらゆる動作、思考、感情にかかわる情報は神経を通して身体の各部まで届きます。身体の動きは、すべて管理されていることになります。非随意的な内臓の機能、例えば消化、循環、生殖、まばたきまでもがここに含まれます。潜在意識は内臓や骨や肉体の細胞をひとつ残らず管理していて、健康を保っています。反射的に繰り返している習慣や体質までも、潜在意識の管理下にあるんです。

             

            あなたが目覚めていようと眠っていようと、潜在意識は昼夜を問わず働いているんです。睡眠中は、潜在意識が優勢になりますが、それ以外の時も休んでいるわけではありません。潜在意識には過去の出来事の全てが記憶されているんですね。良いことも悪いことも、また出来事にまつわる感情や周囲の状況も記憶されているんです。

             

            退行催眠では、長い間忘れていた記憶が鮮明によみがえることがあります。潜在意識は、顕在意識が直接管理していない肉体のあらゆる機能を管理しています。状況によっては、顕在意識を押しのけて優勢になります。例えば、顕在意識では話そうとしているのに、潜在意識がそれを邪魔すると、言葉がつかえてどもったりするのです。

             

            睡眠中の夢も潜在意識の働きです。夢は、人生を改善するための解決策を模索する潜在意識の試みなのです。実際、潜在意識には問題解決の能力があるんです。「その件については、一晩眠って考えるよ」と言うと、潜在意識はその件について、本当に一晩考えるんです。翌朝目覚めると、まったく新しいアプローチや解決策が見つかっていることがあります。インスピレーションやひらめきも潜在意識の産物です。夢をヒントに天才的な発見や発明をした例は珍しくありません。これも潜在意識が前日の課題を睡眠中に処理した結果なんです。偉大な発見、思考、洞察などは、ゆったりとリラックスした状態にあるときの潜在意識の活動から生まれるのです。

             

            潜在意識は自動で動く機会のようなものです。ゴールや答えを設定すると、そこに向かって直進します。潜在意識には、独自の感情や意見はありません。すでに記憶されている情報を基に応答します。顕在意識が送りこむ提案やアイデアをそのままうけいれ、それを基に行動します。独自の判断はしません。また、現実と創造の区別ができません。潜在意識の力は、顕在意識の意思の力よりも優先されます。すっぱいレモンを想像しただけで唾が出てきてしまうのはそのためなんです。催眠は潜在意識のこのような性質を利用しています。催眠状態でリラックスしているときが、もっとも潜在意識に近づきやすいんです。潜在意識は自動で動く機械、またはコンピューターのようなものですから、あなたの習慣や生き方を変えたければ、新しいプログラムを入れてあげればいいのですね。

            | sawasprit | 催眠療法 | 15:18 | - | - |
            人間は脳の10%しか使っていないんです
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              人間の意識ほど不思議で魅力的なものはありません。意識は情報を集め蓄積します。そして肉体と精神の働きをつかさどっています。あなたの意識は、単なる脳みそではありません。あなたは、あなたという肉体を持った情報処理システムなんですね。意識というのはとても効率的に、また複雑に働いています。どんな先端技術も人間の脳に匹敵するものをいまだに開発できません。脳の言語処理能力ひとつをとっても、その複雑さがわかります。たいていの5歳児は、母国語の基本的な構文と特質を理解していますが、コンピューターにはそれだけの機能はありません。ほとんど自動的に身体を動かしているような、服を着るとか、皿を洗うといったごく単純な行為も、コンピューターにプログラムしようとすれば、数十億ビットの情報量になってしまいます。人間の頭脳が開発した何物も、頭脳そのものにはかないません。快適な生活を可能にするすばらしい先端技術のすべては、人間の意識が作りだしたものなんですね。

               

              最新の大型コンピューターは、複雑な電子記憶装置のなかに一億以上の接続をもつといわれています。その接続の一つ一つが人間の脳細胞、つまりニューロン一個を模倣しようとする試みなんです。一人の人間の脳には100から150億を超える接続があります。コンピューターに人間の脳と同じだけの許容量をもたせようとすれば、大型コンピューターが100基は必要なんですね。

               

              意識の情報処理は、二方向あります。一つは、情報を受信することです。「これはなにか」「ここでなにが起こっているのか」「それに対して私は何をすべきか」ということです。

               

              もう一つは行動を発信することです。肉体の各部にメッセージを伝達して行動をとらせます。この時のメッセージは、分泌物、電気的な信号、物理的な信号として顕在意識と潜在意識の両方に伝達されます。

               

              人間の脳の機能がすべて解明されているわけではありませんが、顕在意識と潜在意識と言う2つの側面があることは広く認識されています。意識全体に占める割合は、顕在意識が10パーセント、潜在意識が90パーセントなんですね。私達は意識の10パーセントしか使っていないんですね。これには生理学的な根拠があるんです。ニューロンは複雑な網の目のように互いに接続しあってネットワークを作っています。大多数の人間が普段使っているのは、全ニューロン接続の約10パーセントだと科学者はいいます。残りの90パーセント、つまり潜在意識を活用できれば、さらに多くのニューロンをこのネットワークに接続できるのです。そうすれば情報処理能力は飛躍的に高まります。

               

              意識の2つの側面は、脳の2つの半球に対応します。顕在意識の考える機能は主に左脳に、潜在意識の感じる機能は主に右脳に属しています。意識の2つの側面は、意識が2つに分離しているという意味ではありません。顕在意識と潜在意識、又は右脳と左脳が同時に活動しているとき、互いが連結して働いているんですね。催眠は脳の両半球、または意識の両側面を最大限に活用できることを可能にするのです。

              | sawasprit | 催眠療法 | 15:27 | - | - |
              催眠状態と脳波
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                人の脳の電磁気的な活動は、脳波計を使って測定できます。脳内には約10ワットの電流が流れていて、脳波計はそれを脳波として測定します。脳波には基本的に4つの種類があります。その4つとは、ベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波です。近年、「脳波療法」といった本が数多く出版されています。右脳と左脳を同調させるための、電気的な光と音をヘッドホンで送り込むという商品もあります。脳には波長を変える力があり、それによって個人の振る舞いや内臓の非随意運動にも働きかけることができる可能性のあることがこれでわかります。催眠が脳波に変化を与えることができるのは、実験データから検証されています。

                 

                それぞれの脳波についてお話ししますね。まずはベータ波です。覚醒時の脳波です。肉体も顕在意識も機敏に働いているときの状態です。目覚めて活動しているとき、ほとんどの時間を私達はこの状態で過ごしています。緊張していたり、批判的なことを考えていたり、手紙を書いたり、買い物リストを作ったり、数学の問題を解いているときはこの状態です。ベータ波の状態では、私達は時間と空間の中で生きているのを感じます。

                 

                次はアルファ波です。創造性を高め、身体的なリラックスを誘う脳波です。催眠状態、および深い瞑想状態を作り出します。学習するのに効果的な状態です。一つのことに集中することも、全体に集中することもできます。研究によると、私達は1日のうち、1分間に5〜30回、このアルファ波の状態になっています。「そういえば、昨日はどうやって家まで車を運転して帰ってきたのだろう」などと言う場合は、このアルファ波の状態です。アルファ波は、頭を活発に働かせている状態と、睡眠との間にあります。アルファ波状態にいるときは、緊張はしていないが知覚には敏感になります。心拍数も落ちます。

                 

                次はシータ波です。睡眠と覚醒の境目です。私達は、朝起きたばかりの時と、眠りにつく寸前、少なくても1日に2回シータ波状態を通過します。科学者、発明家、作家、詩人など、想像力を使う職業の人たちは、しばしばこのレベルで活動しています。まどろんで空想しているような状態ですね。

                 

                最後はデルタ波です。ぐっすりと寝ているときの状態です。脳内の活動は深く休息しています。夢を見ているとき、私達は身体的にも精神的にも、必要な処理をおこなっています。休息と再生、活発に新陳代謝が行われているときでもあります。睡眠が十分にとれないと、デルタ波を経験しないので、心身の不調の原因になります。

                 

                催眠状態には、軽い催眠状態、中くらいの催眠状態、深い催眠状態があります。軽い催眠状態はアルファ波状態にあり、クライアントはリラックスしていて、穏やかで、尚且つ集中力が高まった状態です。中くらいの催眠状態は、シータ波の状態で、深い催眠状態は、デルタ波に近い状態です。催眠療法を行うには、穏やかで、リラックスしていて、より集中力が高まっているアルファ波状態を維持することが望ましいとされています。

                | sawasprit | 催眠療法 | 16:49 | - | - |
                私達は脳の半分をあまり使っていません。
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                  各時代の色々な文化において、哲学者や教師や科学者が、人間の思考の二重性、二面性について考察してきました。そこには、人間が物事を認知するときにふたつの回路が同時進行しているという概念があります。それはまさに脳の二つの半球と関係しているんですね。二つの回路とは、「考えること」と「感じること」、「知性」と「感性」、「客観的な分析」と「主観的な洞察」です。

                   

                  私たちが、「あの人の言っていることは筋が通っているようだけど、どうも信頼できない」とか「うまく説明できないけど、あの人はどうも虫が好かない」などという時は、それは一つの情報を二つの脳で、二通りに処理した結果の、直観的な観察なんですね。

                   

                  ヨーロッパ人の船乗りと、フィリピン人の船乗りが、広い太平洋の小さな島から島へ小舟で渡るのを比較しました。ヨーロッパ人の船乗りは、船の帆を張る前に方向、緯度、経度、島から島へのおよその所要時間などを書き込んだ計画書作りからはじめました。いったん計画書が出来上がれば、後は計画通りに順を追っていけばいいのです。そうすれば予定した時間に目的地に着けます。彼は羅針盤や海図など、利用可能なすべての道具を使いました。たずねられれば船の航路も正確に説明できるでしょう。このヨーロッパ人の船乗りの思考は左脳型です。

                   

                  一方、フィリピン人の船乗りは、目的地と他の島々との位置関係を思い描いて旅を開始しました。船を進めながら現在の位置を確認し、絶えず方向を調整しました。全工程を通して、彼は目的になる風景、太陽、風の向きなどをもとに位置を把握して、その場その場で方向を決めていきました。出発した場所と現在地と目的地の空間的な関係を参考にして船を操縦しました。このフィリピン人の船乗りに、どうして道具や計画書なしでそんなにうまく操縦できるのかとたずねても、おそらく彼はうまく説明できないでしょう。それはフィリピン人の船乗りが言葉で説明することに慣れていないからではなくて、その作業があまりにも流動的で複雑なために、言葉にならないからです。フィリピン人の船乗りは右脳型です。

                   

                  西洋の文明では分析的に考え、その結果を言葉で説明することが要求されます。そのため総体的にいって左脳型です。また、個人の内的な成長よりも、社会の経済的な成長がより重要視される社会です。学校は社会に役立つ人材を育てる機関ですから、社会が工業化するにつれて、左脳的な訓練が多くなるのです。

                   

                  教育システムの大部分は、芸術的な才能や、直観的な思考を伸ばすよりも、言語的、合理的、時系列的な左脳を開拓するために設計されているのですね。脳の右半分は、ほとんど無視されているようなものなんです。人類が意識の複雑さと潜在的な可能性に気づくまでに何世紀もかかりました。研究が進むにつれて、私たちには本来持っていながら使っていない能力がまだまだたくさん残されていることが分かってきました。催眠を通してこのまだ使っていない能力の部分にふれれば、私達人間の可能性をもっと広げられるのです。

                  | sawasprit | 催眠療法 | 15:02 | - | - |
                  右脳と左脳の働きについて
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                    脳についてお話しします。催眠では器官としての脳よりも「顕在意識と潜在意識」としての脳を問題にします。しかし、二つの側面を切り離して考えることはできません。約1,3〜1,5キログラムの脳の中に、一兆個の細胞があって、私たちの記憶やイメージや言語や健康までも制御していることを考えると、その働きに想像を絶してしまいますね。人間の持つ動物的な欲求から、高貴な理想までもがここに存在しているんですね。意識、知覚、思考、創造性だけでなく、肉体の随意運動や非随意運動までもが脳に頼っているのですね。脳で発したメッセージを体内の各部に運ぶのは、神経組織内にあるニューロンという物質です。全ての思考と感情は、大脳新皮質に伝達されて保管、分析されます。思考や感情は視覚、聴覚、体感覚からの提示というかたちで受信されます。そして大脳新皮質は受信した思考や感情を、身体的な行動へと転換するんですね。

                     

                    脳は右脳と左脳に分かれていて、それぞれ機能も担当分野も異なります。右脳と左脳をつなぐのは、約2億の神経線維からなる脳梁という太いケーブルです。人間は誰でも両方の脳を使っていますが、各個人によって、どちらかの脳が優勢であることが報告されています。生まれながらの利き手があるように、脳にもきき脳があるんですね。

                     

                    左脳についてお話しします。左脳は論理的で分析的で合理的です。現実思考で言語にかかわる活動を制御しています。左脳を使う時と言うのは、順を追って小さなステップを重ねながら一つの結論へと近づいていく論理的で系統的な作業をしているときです。例えば「ここにAとBとCがあります。AがBより大きくて、そしてBがCよりも大きいのならば、AはCよりも大きい」というように。弁護士、経理士、科学者は左脳的な特性が求められる職業です。だいたいにおいて、それらの人々は、左脳人間と考えられます。

                     

                    今度は右脳についてお話しします。右脳は非合理的で直観的です。想像力、空間の感覚、音楽、芸術、記号体系はここに含まれます。多様な情報を一度に処理したり、接続したりできるので、ひらめきや直観を生みます。右脳は並行処理をしています。右脳を使っているときというのは、イメージを見たり、できごとを思い出しているときです。物体と空間の関係、部分と全体の関係を把握する時も右脳を使っています。右脳は比喩を理解し、夢を見たりアイデアを生みだして組み合わせます。複雑で説明しにくいようなことがあると、私達は説明の捕捉として、身振り手振りで伝えようとしますね。それは絵を絵を描こうとする右脳の作用なんですね。芸術家、音楽家、作家、詩人は右脳的な特性が求められる職業です。そのような人々はおもに右脳人間といえるでしょう。あなたのきき脳はどちらでしょうね。

                    | sawasprit | 催眠療法 | 14:36 | - | - |
                    池江選手のお母さんは催眠療法を使っていました
                    0

                      8月6日にオリンピックが開幕しましたね。そして日本人選手は皆頑張っていますね。今日は8月11日ですが、日本のメダル数は現在の時点で3位だそうです。私は残念ながらライブではあまり見れないで、もっぱらインターネットなどで試合結果を知るような感じです。催眠療法士という仕事柄、一流のスポーツ選手たちが発する言葉に注目するのですが、みなさんやはり使っている言葉が一般の人たちとは違うなぁと思わされます。

                       

                      競泳で注目されている池江瑠花子さんのことが読売新聞にでていました。私はその記事を読んで、暗示のパワーについて改めて思い知らされました。私が感心した読売新聞の記事をご紹介します。

                       

                      ”7日に行われた行われたリオデジャネイロ五輪の競泳女子100メートルバタフライで決勝で、6位入賞を果たした 池江瑠花子 選手は、同種目の予選、準決勝、決勝で、自己の持つ日本新記録を3度も更新した。泳ぐたびにはやくなる「スーパー女子高生」進化のカギは、イメージトレーニングにあった。ゴーグルを外し、電光掲示板を確認する。「56秒86」。目標にしていた56秒台に乗せ、「自分らしい泳ぎが出来た」と晴れやかな表情で大歓声に手を振って応えた。観客席で声援を送った母美由紀さんは「順位にはこだわらず、56秒台を期待して応援した。自己ベストが出て良かった」とほっとした表情で話した。美由紀さんはこれまで、池江選手に勝利の情景を想像することを習慣づけてきた。「望むことをイメージすれば身体がそう動いて、願望を達成できる」と言い聞かせ、絵や文章にさせた。小学校時代に池江選手を指導した東京ドルフィンクラブの清水圭さんの手元には、当時の池江選手が描いた絵がある。表彰台の真ん中に池江選手が立ち、その様子を清水さんらしきコーチが見守っている。「おリンピックでゆうしょう」と書き添えられていた。清水さんは「優勝する」ではなく、「優勝した」と過去形だったので驚いた。普通の子とは明らかに違っていたと語る。”

                       

                      みなさんこれってまさに催眠療法なんですね。肉体は意識に従うってこと覚えていますか。暗示の法則を覚えているでしょうか。池江選手のお母さんが催眠療法を学んだことがあるかどうかは分かりませんが、このお母さんは催眠療法を使っていたわけです。私は初めてのクライアントになるべく簡単に一言で催眠療法を説明しようとするときは、「催眠療法って、イメージトレーニングだと思ってもらって結構ですよ」と言っています。事実、まだ催眠療法が受け入れられないころ(残念ながら日本ではいまだに怪しげな見世物だと思われていて受け入れられていませんが)アメリカではイメージ療法という名称を使っていました。スポーツ選手のイメージトレーニングや自律訓練法なども催眠療法の応用なんですね。池江選手のお母さんは、池江選手に自分のなりたい姿をイメージさせました。そして池江選手はその暗示を受け入れイメージしました(親や先生など、権威のある人の言うことは受け入れてしまうのですが、これを権威の暗示といいます)。そのイメージは池江選手の潜在意識の中に保管され、そして池江選手の肉体は、その命令に従ったわけです。すばらしいお母さんですね。

                       

                      似たような事は、イチロー選手や、本田選手、石川遼選手にも言えますね。これらの選手も小学校の作文で自分は必ずプロになってプレーするということが書いてあったそうです。こういったことを見てみると、親が子供をどうやって育てていけばいいのかが分かりますね。日本では謙遜して自分の子供を悪く言ったりしますが、その言葉は潜在意識の中に残り、忘れたころに意識の上にのぼってきてその行動をするようになります。ですから私は絶対に肯定的な言葉で育てるべきだと思います。「〜できる」という言葉ですね。あと、よくお母さんが自分の子供に「お父さんみたいになっちゃだめよ」っていいますよね。あれって絶対良くないです。お父さんはダメな人間だ、という暗示が入るとお父さんを尊敬できないし、自分もダメな人間の子供だという暗示なかかってしまいますからね。潜在意識は冗談は通じません。意識上でその言葉が冗談だと分かっていても、潜在意識はその言葉通りに受け取り、実際の行動に移します。

                      | sawasprit | 催眠療法 | 15:25 | - | - |
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