催眠療法士の日記

催眠療法や心理療法、スピリチュアルなこと、心と身体の関係についてなどを発信していきたいと思います。
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暗示のパワー
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    ある出来事を予測すると、その出来事への期待が私たちのふるまいを変えます。つまり、その出来事が起きやすくなるような行動をとるのです。これを「自己完結的な予言」といいます。例えば、こんなことはよくあります。「調教師が怖気づいているとライオンに襲われやすい」「心配性の学生は、落第するのではないか、という不安に襲われて勉強が手につかず、結局テストで良い点をとれない」。自己完結的な予言は状況に対する誤った定義づけか観念から始まります。観念があると、人はその観念のままの行動をします。そしてその観念通りの結末となるのです。するとその観念がもともと正しかったように見えるので、予言が成就するのです。なぜ自己完結的な予言が存在するんでしょう。私達は予測可能な出来事を好むのです。思いがけない結果には驚きたくないのです。だから他人にも自分の期待(予測)通りに行動してほしいんです。そのほうが安心できるから。

     

    「私の家族って、どうしていつもこうなの、頭に来ちゃう!」

    「どれだけ努力しても体重が減らない」

    「人前で話すなんて考えただけでもぞっとする。私にはとてもできない」

    「どうも人の名前が覚えられなくて」

    「絶対に眠れっこない、試験の前はいつも眠れないんだ」

    「ゴルフのスコアはこれで頭打ちだ」

    「挑戦するたびに失敗する」

    「曇った日には悲しくなる」

    「彼女に会うたびに腹が立つ」

     

    あなたはこんな言葉をしょっちゅう口にしていませんか?このような言葉はすべて「自己完結的な予言」です。どの言葉にも否定的な暗示が含まれているからです。その暗示は潜在意識の記憶に残り、忘れたころに顕在意識にのぼってきて行動に移されます。思っている以上に、暗示は私たちの生活の中に浸透しているんですね。私達は生まれ落ちたその日から、毎日毎晩、暗示を聞かされて育ちます。幼児期に身につけた振る舞いや生活態度の多くは生涯の習慣となりやすいのです。私達は母親の子宮を離れるやいなや、その後の人生に大きく影響する暗示を受け始めるのです。それが信念や観念と基盤となります。観念や信念は私たちが人生を生きる指針です。強い感情をともなって体験した子供時代の出来事は、それが肯定的なものであれ否定的なものであれ、本人の習慣を作り上げる傾向があります。そしてその習慣がすべて本人の役に立っているとはかぎらないのです。

     

    私たちの意識は、変化するという柔軟性をそなえています。過去からの否定的な影響を手放し、新しい観念やふるまいと入れ替えることができるのです。子供の自分には役立ったけど、大人の自分にはふさわしくないふるまいのパターンがあるのなら、それを入れ替えればいいのです。身の回りで起きる出来事(インプット)に反応(アウトプット)しながら、私達は生活しています。インプットを受けてアウトプットを決定するその人の観念機構を「プログラム」と呼びます。催眠を使ってプログラムを変えればアウトプットが変わります。そして人生が変わるのです。

     

     

    | sawasprit | 催眠療法 | 15:33 | - | - |
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