催眠療法士の日記

催眠療法や心理療法、スピリチュアルなこと、心と身体の関係についてなどを発信していきたいと思います。
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人と比べてしまうのも仕方のないことなんです
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    前回は、人間が物事をネガティブに考えてしまうのは普通なことということを書きましたね。原始人はライオンやクマに食べられないように常に気を配っている必要がありました。そのためにいつでも物事をネガティブに考えることで身を守ってきたわけですね。ですから、もしあなたが物事を否定的に考えているとしたら、あなたの脳に何か欠陥があるわけではないんですね。他の人の脳と同じことをしているだけなんです。人脳は、最悪の状態を想定するように進化してきたのです。あなたの脳は自分の仕事をちゃんとしているだけなんです。

     

    そして、実はこのお話しには続きがあるんです。先史時代、生き抜くために必要だったのは、最悪の状態を想定することと同時に、グループに属することなのです。人は一人ひとりは他の動物に比べれば弱いものです。ですので群れを作る必要がありました。もし、そのグループを追い出されたら、ライオンやオオカミに襲われるのは時間の問題でしょうね。

     

    では、そういうことが起きないようにするために、脳は何をすると思いますか?脳は、部族のメンバー一人ひとりとあなたを比べるんです。「自分は仲間にうまく溶け込んでいるだろうか」「うまく立ち回れているだろうか」「追い出されるようなことをしていないだろうか?」こんな風に周りと自分を比べるんです。

     

    その結果、現代人の脳も常に自分と人とを比べるように進化してしまったんですね。ですが、大昔と違い、現代は小さなグループ以上のものが存在しています。今の私達は、地球上のあらゆる人が比較対象になってしまっているんですね。有名でお金持ちの美人映画スター、イチロー選手のようなトップアスリート、果ては架空のスーパーヒーローまで含まれます。

     

    自分より優れている人なんていうのは、身近でいくらでも見つかります。自分よりお金持ちの人、自分よりも背が高い人、年上、年下、髪がフサフサ、肌がツルツル、肩書が上、おしゃれな服を着ている、大きい車に乗っている・・・まだまだいくらでも続けられます。そして、こんなふうに自分と他人を比べた結果、私達はそれぞれの「今の自分はダメだ」という物語を抱えて彷徨うことになってしまうのです。

     

    たいてい、こんな状態はまだ小さい子供のころから始まりますが、中には10代になるまで始まらない人もいます。そしてほとんどの人は一つだけでなく複数の物語を抱えているものです。「〜より年を取りすぎている」「〜より太りすぎている」「〜より頭が悪すぎる」「〜よりつまらない人間だ」「〜より嫌われている」「〜より頭が悪い」「〜よりお金がない」世界中の誰もがそれぞれの物語をかかえているんですね。

     

    それを誰一人としてそれを口外しようとしませんが、みんなあなたと同じように、人と比べては、自分の足りない部分に不満をもっているのです。

    | sawasprit | 心理 | 18:19 | - | - |
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