みなさん一休禅師はご存じですか?
そう、あのとんちで有名な一休さんです。
一休禅師は死ぬ間際に弟子たちに遺言を書き、本当に困ったときに読みなさいと言って亡くなったそうです。
その後お寺の経営状態が悪くなり、弟子たちは一休禅師の知恵を借りようと思い遺言書を開きました。
するとそこに書かれていたのは、大丈夫、心配するな、何とかなるとだけ書かれていたそうです。
弟子たちはどんなスゴイ知恵が書かれているのかと思っていたので、これを読んだときみな大笑いしたそうです。
でもその言葉に救われ、その後寺の経営は立て直したそうです。
私を含め多くの人が日々不安や心配に悩まされます。
それは最悪の状態を想像してこうなったらどうしよう、ああなったらどうしようと思うからです。
私はこの話を知ってから、何があっても大丈夫と思うようにしました。
そうです、こうなったらどうしようではなく、そうなっても大丈夫なんです。(少し前に紹介したミルトン・エリクソンは見込みなしの夫婦関係には簡単に別れなさいと言ったそうです。これは彼が離婚経験者で離婚しても大丈夫と分かっていたからです)
失敗したらどうしよう。大丈夫、心配するな、何とかなる!
事業に失敗したらどうしよう。大丈夫、心配するな、何とかなる!
フラれたらどうしよう。大丈夫、心配するな、何とかなる!
死んだらどうしよう。大丈夫、最後はみんな死ぬ!
これって究極の不安解消法だと思いませんか?
私たちって色々な困難な出来事に遭遇してますが、でもそれでも何とかなっちゃってますよね。
私が不安に押しつぶされそうになった時はいつでも想像上の一休禅師が耳元で「大丈夫!心配するな、何とかなる」と言ってくれます。
そのおかげで何か新しいことをしようとするときに不安を感じても前に進めます。
私も言葉を使って仕事をしている人間です。
一休禅師のように人を救う言葉を与えていきたいです。